抗血小板薬って沢山あって一般名と作用機序が覚えられない。
覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
本記事では有名な抗血小板薬である
- アスピリン
- チクロピジン
- クロピドグレル
- プラスグレル
- シロスタゾール
の5種類を取り上げ、作用機序の覚え方・ゴロを解説します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
抗血小板薬5種類の一般名と作用機序の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
【覚えるべき抗血小板薬】
- アスピリン:トロンボキサンA2合成阻害(COX阻害)
- チクロピジン:ADP受容体阻害
- クロピドグレル:ADP受容体阻害
- プラスグレル:ADP受容体阻害
- シロスタゾール:PDE阻害薬
※ADP受容体阻害薬のチクロピジン・クロピドグレル・プラスグレルはチエノピリジン系抗血小板薬と呼ばれます。
- TXA2:トロンボキサンA2 thromboxane A2
- COX:シクロオキシゲナーゼ cyclooxygenase
- ADP:アデノシン二リン酸 adenosine diphosphate
- PDE:ホスホジエステラーゼ phosphodiesterase
血小板による一次止血は粘着→放出→凝集の3ステップで行われます。
放出では
- TXA2:トロンボキサンA2 thromboxane A2
- ADP:アデノシン二リン酸 adenosine diphosphate
といった物質が放出され、血小板の活性化・凝集促進が起こります。
つまり、TXA2やADPの働きを抑制することで抗血小板薬作用が生じます。
- アスピリンではCOXという酵素を阻害することでTXA2の合成を阻害
- チエノピリジン系(チクロピジン・クロピドグレル・プラスグレル)はADP受容体を阻害
また、PDE:ホスホジエステラーゼは放出を促進するので、PDEの働きを阻害することで抗血小板薬作用が生じます。
- シロスタゾールはPDEを阻害
↓↓↓覚え方・ゴロを確認しよう!
ゴロ:決勝は「アストロ」「乳首でぐれるアダルト」「シロップでそう」
決勝は→抗血小板薬
①アストロ→アスピリンはトロンボキサンA2合成阻害
②乳首でぐれるアダルト→チクロピジンとクロピドグレルとプラスグレルはADP受容体阻害
③シロップでそう→シロスタゾールはPDE阻害薬
以上より、抗血小板薬の一般名と作用機序は
- アスピリン:トロンボキサンA2合成阻害(COX阻害)
- チクロピジン:ADP受容体阻害
- クロピドグレル:ADP受容体阻害
- プラスグレル:ADP受容体阻害
- シロスタゾール:PDE阻害薬
と分かります。
終わりに
お疲れさまでした。
参考になれば幸いです。
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