無顆粒球症の原因薬剤「チアマゾール」の覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
無顆粒球症の原因薬剤「チアマゾール」の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
107回→108回→109回と3年連続で出題された
抗甲状腺薬の副作用と一緒に覚えましょう!
覚え方:「無感症のチア(マゾ)をいじめる」イメージ
無感症→無顆粒球症
チア(マゾ)→チアマゾール
いじめ→インスリンじこめんえき症候群→インスリン自己免疫症候群
以上より、無顆粒球症の原因薬剤は
- チアマゾール
です。
ちなみに、他のチアマゾールの副作用は
- インスリン自己免疫症候群
です。
無顆粒球症の原因薬剤には
- 抗甲状腺薬のチアマゾールやプロピルチオウラシル
- 抗菌薬
- 消炎鎮痛薬
などがありますが、3年連続で出題された抗甲状腺薬をまずは覚えておきましょう。
プロピルチオウラシルでも無顆粒球症は起こり得ます!
抗甲状腺薬:チアマゾールとプロピルチオウラシルの副作用まとめ
- 抗甲状腺薬:無顆粒球症(特にチアマゾール)・ANCA関連血管炎(特にプロピルチオウラシル)
- チアマゾール:インスリン自己免疫症候群
他にも
- 薬剤アレルギーによる皮疹
- 肝臓で代謝されるため肝臓に負荷がかかり肝機能障害
の2点は頭の片隅に入れておきましょう。
無顆粒球症とは?
- 顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)が減少してしまう疾患。
- 診断基準は好中球が500/µL以下であること。
- 好中球減少にて易感染性になり、発熱・咽頭痛・リンパ節腫脹・扁桃発赤腫大といった感染症状が主訴。
- 対応は原因にもよるが、①チアマゾール中止②広域抗菌薬投与③顆粒球増加を狙ってG-CSF投与。
インスリン自己免疫症候群とは?
- インスリン注射歴がないにもかかわらずインスリン自己抗体ができてしまう疾患。
- インスリン自己抗体とインスリンが結合することで、インスリンの作用が低下するため、
フィードバックでインスリン生産が増加する。(血中インスリン高値・尿中Cペプチド高値) - 空腹時に結合が外れてインスリン作用が復活し、低血糖発作が起こる。
- 治療は①チアマゾール中止②ブドウ糖静注
- インスリンを分泌するインスリノーマとの鑑別が必要。
確認問題:医師国家試験【107D8】【108D42】【109C31】に挑戦!
【107D8】
抗甲状腺薬の副作用でないのはどれか。
a ANCA関連血管炎
b 悪性高熱症
c 肝機能障害
d 皮膚掻痒症
e 無顆粒球症
答え b
悪性高熱症は脱分極性筋弛緩薬や吸入麻酔薬が原因になり得る。
【108D42】
42歳の女性。2日間の咽頭痛と40℃の発熱を主訴に来院した。2か月前に甲状腺機能亢進症と診断され、チアマゾール30mg/日を1か月前から内服している。
身長155cm、体重45kg。体温40.2℃。脈拍92/分、整。血圧106/68mmHg。呼吸数40/分。SpO2 98%(room air)。両側の頸部に圧痛を伴う径1~2cmのリンパ節を数個触知する。咽頭の著しい発赤と腫脹を認める。血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、網赤血球6%、白血球1,300(桿状核好中球0%、分葉核好中球0%、単球1%、リンパ球99%)、血小板21万。血液生化学所見:TSH 0.03μU/mL未満(基準0.2~4.0)、FT3 4.0pg/mL(基準2.5~4.5)、FT4 1.1ng/dL(基準0.8~2.2)。CRP 26mg/dL。胸部エックス線写真に異常を認めない。
抗菌薬の投与とともに行うべきなのはどれか。
a 顆粒球輸血を行う。
b 赤血球輸血を行う。
c 昇圧薬を投与する。
d チアマゾールを中止する。
e 副腎皮質ステロイドを投与する。
答えはd
チアマゾール内服中の発熱・咽頭痛・リンパ節腫大・扁桃発赤腫脹+好中球が0より
薬剤性の無顆粒球症の疑い。
対応は①チアマゾール中止②広域抗菌薬投与③顆粒球増加を狙ってG-CSF投与。
ちなみに、好中球の寿命は3日程度で、
顆粒球を輸血しようとしてもほとんど寿命を迎えている好中球しか輸血できないため、
近年では基本的に顆粒球輸血は行われない。
代わりに、G-CSF投与を行う。
【109C31】改変
Basedow病の治療薬の内服を開始した。
内服治療の開始早期に、変動に最も注意すべき検査項目はどれか。
a ALP
b 顆粒球数
c 網赤血球数
d クレアチニン
e HDLコレステロール
答えb
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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