巨大血小板の原因疾患の覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
【鑑別】巨大血小板の定義と原因疾患の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:Pet may be Kyoketsu. (訳:ペットが虚血かもしれない。)
P→PMF(原発性骨髄線維症)
et→ET(本態性血小板血症)
may→May-Hegglin異常症(メイ-へグリン症候群)
be→Bernard-Soulier症候群(ベルナール-スーリエ症候群)
虚血→巨大血小板
以上より、巨大血小板の原因疾患(鑑別)は
- PMF原発性骨髄線維症
- ET本態性血小板血症
- May-Hegglin異常症
- Bernard-Soulier症候群
と分かります。
上記4疾患以外にも頻度は少ないものの巨大血小板をきたし得る疾患に
- MDS骨髄異形成症候群
- ITP特発性血小板減少性紫斑病(免疫性血小板減少性紫斑病)
- TTP血栓性血小板減少性紫斑病
- HUS溶血性尿毒症症候群
- DIC播種性血管内凝固
がありますが、国試に出題されたら覚える方針で良いと思います。
巨大血小板の定義
巨大血小板の定義は「赤血球より大きい血小板(8µm以上)」です。
赤血球の大きさの基準値は7~8µmなので、血小板が8µm以上であれば巨大血小板と考えられます。
医師国家試験【112A48】では本態性血小板血症に伴う巨大血小板が画像所見として出題されました。
かなり色は薄いので見落としに注意です。
大型血小板と巨大血小板の違い
巨大血小板とよく似た用語に「大型血小板」があります。
大型血小板の定義は「赤血球の半分~同程度の血小板(4~8µm)」です。
大型血小板は健常者でも出現しうるので、病的意義はあまりありません。
血小板の大きさをまとめると、
- 通常の血小板:2~3µm(赤血球の半分より小さい)
- 大型血小板:4~8µm(赤血球の半分~同程度)
- 巨大血小板:8µm~(赤血球より大きい)
となります。
確認問題集:原発性骨髄線維症PMFの特徴と鑑別疾患の覚え方・ゴロまとめ
原発性骨髄線維症PMFの特徴と鑑別疾患の確認問題を作りました。
- 「JAK2遺伝子変異」の鑑別は?
- 「巨大脾腫」の鑑別は?
- 「dry-tap」の鑑別は?
- 「白赤芽球症LEB」の鑑別は?
- 「巨大血小板」の鑑別は?
コチラでマスターしましょう!
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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