多発性骨髄腫の特徴と治療薬の覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
多発性骨髄腫の特徴と治療薬の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:ドMクラブ(CRAB)でサボれ!ダメ?
ドM→MM
クラブ(CRAB)
C→Calcium elevation(高カルシウム血症)
R→Renal dysfunction(腎機能障害)
A→Anemia(貧血)
B→Bone lesion(骨病変)
で→デキサメタゾン
サ→サリドマイド
ボ→ボルテゾミブ(プロテアソーム阻害薬)
れ→レナリドミド(サリドマイド誘導体)
ダ→ダラツムマブ(CD38モノクローナル抗体)
メ→メルファラン
クラブ活動のクラブのスペルはClub
CRABはカニ(蟹)です。
以上より、
- 多発性骨髄腫の特徴は
高カルシウム血症・腎機能障害・貧血・骨病変 - 多発性骨髄腫の治療薬は
・デキサメタゾン
・サリドマイド
・ボルテゾミブ(プロテアソーム阻害薬)
・レナリドミド(サリドマイド誘導体)
・ダラツムマブ(CD38モノクローナル抗体)
・メルファラン
と分かります。
多発性骨髄腫の特徴はゴロで覚えるより、病態や症状の機序を考えた方が分かりやすいので、別記事で解説します。
治療方針
多発性骨髄腫の治療は「自家造血幹細胞移植の適応の有無」で決まります。
- 65歳未満(&臓器障害なし)=適応あり
- 65歳以上(or臓器障害あり)=適応なし
つまり、
- 65歳未満:多剤併用療法→自家造血幹細胞移植併用大量メルファラン療法
- 65歳以上:多剤併用療法
の2通りです。
それぞれの治療に使われる薬剤は下記のとおりです。
■65歳未満(&臓器障害なし)=適応あり
寛解導入療法:ボルテゾミブ(BOR)+レナリドミド(LEN)+デキサメタゾン(DEX)
その後G-CSFで造血幹細胞を採取し、自家末梢血幹細胞移植併用大量メルファラン療法
■65歳以上(or臓器障害あり)=適応なし
推奨治療:key drug ダラツムマブ(DARA):抗CD38モノクローナル抗体
DARA+LEN+DEX、DARA+MEL+BOR+PSL(プレドニゾロン)
「でサボれ」が寛解導入療法に使われるのか!
ダ→移植適応がないとダラツムマブがkey drugになるのね!
メ→自家末梢血幹細胞移植ではメルファランを使うのね!
レジメンは覚える必要はないですが、知りたい人のために記載しておきます。
BLD療法:BOR+LEN+DEX
DLd療法:DARA+LEN+DEX
D-MPB療法:DARA+MEL+BOR+PSL
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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