★祝!年間15万人★ ご利用ありがとうございます。 無料会員登録よろしくお願いします。 記事投稿頑張ります。 2024/9/22ハレル

褐色細胞腫のクロニジン試験・MIBGシンチとは?【覚え方・ゴロ】

褐色細胞腫のクロニジン試験とは?MIBGシンチとMIBIシンチの違い【覚え方・ゴロ】
悩む人

褐色細胞腫のクロニジン試験と123I-MIBGシンチグラフィーとは?
覚え方・ゴロを教えてほしい。

こういった悩みを解決します。

本記事ではクロニジン試験の機序と123I-MIBGシンチグラフィの試験でのポイントを解説し、

覚え方・ゴロを紹介します。

ハレル

絶対に迷うMIBGとMIBIを意識して覚えよう!

※シンチグラフィ=シンチグラム

目次:クリックで飛べます。

褐色細胞腫のクロニジン試験とは?機序を解説【覚え方・ゴロ】

クロニジンとはα2受容体刺激薬(α2アゴニスト)であり、

ノルアドレナリンの放出抑制によるネガティブフィードバックを起こします。

詳しくはこちら↓で解説しています。

健常人ではクロニジン試験を行うと、ノルアドレナリンの放出が抑制されますが、

褐色細胞腫ではノルアドレナリンの放出が抑制されません

覚え方①:「褐色」って黒っぽい。

cf.褐色の定義「オレンジ色と青もしくはの中間色である。」「黒く見えるほど濃い藍色」

褐色→褐色細胞腫

黒っぽい→クロニジン試験

覚え方②:α→線がクロスしているように見える。2→「ニ」と読める。

α2受容体刺激薬は「クロス」+「ニ」→クロニクロニジン試験!!!

以上より、

  • 褐色細胞腫に用いる試験はクロニジン試験
  • クロニジンはα2受容体刺激薬

と分かります。

褐色細胞腫の123I-MIBGシンチグラフィとは?機序を解説【覚え方・ゴロ】

123I-MIBGシンチグラフィは交感神経機能を可視化する検査です。

したがって、褐色細胞腫では副腎腫瘍や転移巣で異常集積が見られます。

覚え方:万事喝采(「ばんじかっさい」と読む)

万事「ばんじ」→BG123I-MIBG

喝采→かっしょくさい胞腫

以上より、褐色細胞腫に用いられるシンチグラフィは

  • 123I-MIBGシンチグラフィ

と分かります。

ハレル

次に、試験で迷いやすいポイントを解説していきます!

123I-MIBGシンチグラフィと99mTc-MIBIシンチグラフィの違い【覚え方・ゴロ】

【試験のポイント:MIBGとMIBIの違いに注意!!!】

MIBGシンチグラフィとMIBIシンチグラフィは一文字違いですが、

検査対象が違うので明確に区別しましょう。

131I-MIBGシンチグラフィ

131I-MIBGシンチグラフィは交感神経機能を可視化する検査なので、

交感神経機能が上昇する

  • 褐色細胞腫(パラガングリオーマ含む)

交感神経機能が低下する

  • レビー小体型認知症
  • Parkinson病

の3疾患で用います。

  • 褐色細胞腫では副腎腫瘍や転移巣で異常集積
  • レビー小体型認知症・Parkinson病では心筋への集積低下

を見ます。

ハレル

上記↑の内容はすべて試験に出ます。
下記↓の内容は出ませんが、
選択肢のひっかけとして出てくるので覚えておくと良いです。

cf.と思っていたら、国試に出てました汗。
 心筋血流シンチとして選ばせる問題があったので、
 覚えておきましょう。
 科目「神経」でシンチまとめを解説予定です。

99mTc-MIBIシンチグラフィ

99mTc-MIBIシンチグラフィは

  • 副甲状腺シンチグラフィ(副甲状腺機能亢進症)
  • 心筋血流シンチグラフィ(冠動脈血流を測定:心筋梗塞・狭心症)

に用いられます。

99mTc-MIBIの特性上、副甲状腺に取り込まれやすいことが知られているので、

副甲状腺機能亢進症の検査に用いられます。

また、99mTc-MIBI心筋血流シンチグラフィでは交感神経機能ではなく、冠動脈血流を見る検査です。

心筋梗塞や狭心症といった冠動脈の血流が低下している疾患の検査に用いられます。

ハレル

つまり、シンチグラフィはMIBGかMIBIかを区別できるように
万事喝采の「BG」をしっかり覚えるのがポイント!

まとめると、ポイントは

  • 131I-MIBGシンチグラフィが褐色細胞腫に使うことをゴロで覚える。
  • 131I-MIBGシンチグラフィは褐色細胞腫で使うから交感神経機能を見るシンチと考える。
  • 褐色細胞腫以外にも交感神経機能が低下するレビー小体型認知症やParkinson病で使えると考える。
  • ④以上の流れとゴロから131I-MIBGと99mTc-MIBIを区別する。

の4点になります。

ちなみに、副腎で用いられるシンチグラフィは

  • Cushing症候群の131I-アドステロールシンチグラフィ
  • 褐色細胞腫の123I-MIBGシンチグラフィ

の2種を覚えておきましょう。

おまけ:ホモバニリン酸とバニリルマンデル酸の覚え方・ゴロ

ゴロ:バリバリ交感神経!

バリ→ホモン酸

バリ→ルマンデル酸

交感神経→カテコールアミンの代謝産物

したがって、

  • ホモバニリン酸とバニリルマンデル酸はカテコールアミンの代謝産物

と分かります。

ハレル

交感神経が活性化してバリバリ働いているイメージ

終わりに

お疲れ様でした。

参考になれば幸いです。

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