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【週8勤務の初任給公開】研修医1年目、給与と代償【社畜医生存日記2】

【週8勤務の初任給公開】研修医1年目、給与と代償【社畜医生存日記2】

研修医1年目、今日も生きている。

自分が生きた記録を残しておこうと思う。

全財産は妻に譲ることにした。

前回の日記のような働き方をしていると自ずと命はすり減り、貯金は増える。

もちろん、貯金を使う時間はない。

医師は高給ホワイトではなく、短命ブラックである。

命を献上するボランティア活動と紙一重である。

睡眠を切り売りする職業は医師だけではない。

命を差し出して現場をまわす。その点では、医療職みんな同じだ。

夜勤の服を着た看護師がなぜか午前を通り越し午後までいる。

同期はすでに昇天しそうである。

「俺、医師やめるかも」

「俺、数日寝てない。」

「俺、まだ生きてる。」

「俺は大丈夫だ。まだいける。まだいける。まだいける。」

誰も、理由は聞かなかった。

当直明け、ハイになっている人間がいる。

どう考えても、目がイッてしまっている。

「俺がどうにかするから、お前は寝ておけ。」

研修医同士で助け合う。

そして現場は誰か一人欠けるだけで簡単に崩れる。

そんな社畜医の4月の給与を、ここだけの話として公開する。

この給与は15日締めの15日分であり、オリエンテーション1週間+前回の日記の激務1週間の給与である。

初任給の日、同期みんなの心臓の鼓動が伝わってくる。

給与明細を開いた。

80万。

感動して涙が止まらなかった。

正確には、乾いた笑いが止まらなかった。

患者と自分の命が金額として並んでいた。

患者と自分の命がこんなに安かったなんて。

同期全員で泣いた。

これは、過労死しても文句を言わない口止め料の入職手当40万と時給1500円程度の給料だった。

1週間ろくな睡眠を取らずに働いた。

時間としては一般企業の3倍に値する。

毎日心臓が止まりそうな修羅場を乗り越えてきた。

もちろん周りのサポートのおかげだが何人もの命を救って社会復帰に貢献しているはず。

それなのに・・・

どうやら命の価値はそう計算されるらしい。

いや、命はお金に変えられないのか。

さらにここ数日で学んだことはとても残酷だった。

どうやら命の価値は平等では無いらしい。

命の価値については、生きていればまた今度書くこととする。

まずは、ここまで育ててくれた家族と支えてくれた妻と仲間に感謝。

健康に生んでくれてありがとう。

まだ手足動いてるよ。

給与は家族、妻、仲間に使ってもらうことにした。

給与は救った命の対価とされている。

現場にいる全員が、自分の命を患者の命に還元している。

医療従事者にささやかな幸あれ。

社畜医、今日も生存。

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