糸球体腎炎・腎症って、
どの疾患がネフローゼ症候群か分からなくなっちゃう。
こういった悩みを解決します。
本記事では「非ネフローゼ【2種】とネフローゼ症候群【7種】」を
完ぺきに区別できるようになります。
初めて勉強した時は混ざっちゃうよね~
この記事で雰囲気を掴もう!
非ネフローゼ【2種】ネフローゼ症候群【7種】の区別
結論
- 血尿メイン → 非ネフローゼ
- 蛋白尿メイン → ネフローゼ症候群
※厳密には、ネフローゼ症候群の診断基準があります。
コチラで解説します↓↓↓
例)
尿所見:蛋白 1 +、潜血 3 + → 潜血の方が多いから非ネフローゼ
尿所見:蛋白 3 +、潜血 2 + → 蛋白の方が多いからネフローゼ症候群
非ネフローゼ【2種】の覚え方
覚え方:非ネフローゼは血尿メインなので、赤いイメージ→Aかい→Aがつく疾患
急性糸球体腎炎AGN (特に有名なのは、溶連菌感染後急性糸球体腎炎PSAGN)
IgA腎症
※ 溶連菌感染後急性糸球体腎炎 PSAGN = post streptococcal acute glomerulonephritis
非ネフローゼは
- AGN:急性糸球体腎炎(PSAGN:溶連菌感染後急性糸球体腎炎)
- IgA腎症
の2種類です。
ネフローゼ症候群【7種】の覚え方・ゴロ
非ネフローゼが分かったら、他がネフローゼ症候群になります。
が、初学者の頭の整理として活用できるので、紹介します。
鑑別するときに7種がすべて思いつくと、
見逃しが無いし、自信をもって解答できるよ!
良かったら、使ってみて!
ゴロ:あまくて微糖sold out
あ → アミロイド腎症
まくて → 膜 → 膜性腎症MN と 膜性増殖性糸球体腎炎MPGN
微 → 微小変化群MC (or微小変化型ネフローゼ症候群) ※1
糖 → 糖尿病性腎症DN
so → そう→ 巣 → 巣状分節性糸球体硬化症FSGS
ld out → ソウルドアウトの「ル」 → ループス腎炎
※1 medu4では微小変化群、Q-assistでは微小変化型ネフローゼ症候群と言います。
どちらも同じ疾患であり、国家試験では両方の表記がでます。
略字の英語を調べるのってメンドクサイですよね~
英語も一緒に一覧にしておきますね(^^♪
ネフローゼ症候群は
- アミロイド腎症:amyloid nephropathy
- 膜性腎症MN:membranous nephropathy
- 膜性増殖性糸球体腎炎MPGN:membranoproliferative glomerulonephritis
- 微小変化群MC:minimal change
- 糖尿病性腎症DN:diabetic nephropathy
- 巣状分節性糸球体硬化症FSGS:focal segmental glomerular sclerosis
- ループス腎炎:lupus nephritis
の7種類です。
確認問題:医師国家試験【108A-17】
ネフローゼ症候群をきたしやすいのはどれか。2つ選べ。
a アミロイド腎症
b 腎硬化症
c 多発性嚢胞腎
d 膜性腎症
e 慢性腎盂腎炎
答え:aとd
終わりに
お疲れ様でした。
参考になれば幸いです。
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