フェリチンが異常高値-高度上昇する3疾患の
覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
フェリチンが異常高値-高度上昇-著増する3疾患の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:フェチで屁も食べる成人
フェチで→フェリチンが異常高値(高度上昇・著増)
屁も→ヘモクロマトーシス
食べる→血球貪食症候群HPS
成人→成人still病
以上より、フェリチンが異常高値(高度上昇・著増)を示す3疾患は
- ヘモクロマトーシス
- 血球貪食症候群HPS
- 成人still病
と分かります。
ちなみに、成人still病は血球貪食症候群を合併しやすいことが知られています。
医師国家試験【114F43】では成人still病を背景にした血球貪食症候群が出題されています。
成人still病も血球貪食症候群も、それぞれフェリチンが異常高値になる疾患なので、関連付けて覚えられると良いです。
【メモ:可溶性IL-2受容体が高値となる疾患】
可溶性IL-2受容体が高値となる疾患で悪性リンパ腫・ATL(成人T細胞白血病)・サルコイドーシスが有名ですが、
成人still病と血球貪食症候群でも高値となります。
成人still病のみでは炎症によるは 好中球優位な白血球上昇が見られますが、
血球貪食症候群合併例では汎血球減少になる点がポイントです。
なぜ?フェリチンが異常高値-高度上昇-著増する機序【CBT国試対策】
フェリチンが異常高値-高度上昇-著増する疾患では、
- 鉄過剰に対応するフェリチン生産亢進
- 細胞破壊に伴うフェリチンの細胞外流出
- サイトカインによるフェリチン生産亢進
といった機序が考えられています。
フェリチンは鉄結合蛋白で、鉄を貯蔵する働きがあります。
大部分のフェリチンは鉄と結合し、貯蔵鉄として細胞内に蓄えられ、
一部フェリチンはそのままフェリチンとして血中に出ます。
そして、貯蔵鉄の量と血中フェリチンは強い相関関係があります。
つまり、鉄が増えると対応するためにフェリチンが生産され、鉄欠乏でフェリチンが低下するイメージです。
ヘモクロマトーシスでは頻回の輸血により鉄過剰になっておりフェリチン生産が亢進、
血球貪食症候群では汎血球減少を起こすほどの細胞破壊とサイトカインによるフェリチン生産亢進、
成人still病ではサイトカインによるフェリチン生産亢進といった機序が主に考えられます。
反対にフェリチン低値を示す疾患は
- 鉄欠乏でフェリチンが生産できない→鉄欠乏性貧血
- 尿から鉄が漏れ出しフェリチンが生産できない→発作性夜間ヘモグロビン尿症NPH
の2つが有名です。
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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