悩む人血管炎の大血管・中血管・小血管の分類と疾患の覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。



3つのルールで整理しよう。
目次:クリックで飛べます。
血管炎の大血管・中血管・小血管の覚え方【CBT国試対策】


① 大血管炎:「大」「高」「巨」などbigな形容詞がつく疾患
高安動脈炎(大動脈炎症候群)・巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)
② 小血管炎:「血管炎」と名のつく疾患
ANCA関連血管炎(MPA・EGPA・GPA)・IgA血管炎・抗GBM抗体関連疾患
③ 中血管炎:その他(残り)
川崎病・結節性多発動脈炎(PAN)
以上より、血管炎の分類は
- 大血管炎:「大」「高」「巨」などbigな形容詞がつく疾患 → 高安動脈炎・巨細胞性動脈炎
- 中血管炎:その他 → 川崎病・結節性多発動脈炎(PAN)
- 小血管炎:「血管炎」と名のつく疾患 → ANCA関連血管炎・IgA血管炎・抗GBM抗体関連
と分かります。
cf. 大血管炎の代表疾患
大動脈とその主要な分岐血管の炎症を起こす疾患群。
- 高安動脈炎(大動脈炎症候群):若年女性に多い。大動脈・腕頭動脈などを侵し、上肢の脈拍低下・血圧左右差が特徴
- 巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎):50歳以上の高齢者に多い。側頭動脈の肥厚・圧痛、頭痛、顎跛行が特徴。失明リスクあり
cf. 中血管炎の代表疾患
腎動脈・腸間膜動脈・冠動脈などの主な内臓動脈の炎症を起こす疾患群。
- 川崎病:小児に多い。発熱・いちご舌・手足の浮腫・眼球結膜充血・発疹・頸部リンパ節腫脹が主症状。冠動脈瘤が重要な合併症
- 結節性多発動脈炎(PAN):中年男性に多い。腎動脈・腸間膜動脈などを侵し、腹痛・高血圧・腎不全をきたす。ANCAは陰性
cf. 小血管炎の代表疾患
実質内動脈・細動脈・毛細血管・細静脈の炎症を起こす疾患群。
- ANCA関連血管炎:MPA(顕微鏡的多発血管炎)・EGPA(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)・GPA(多発血管炎性肉芽腫症)の3疾患
- IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病):IgA免疫複合体の沈着による。紫斑・関節痛・腹痛・腎炎が4主徴
- 抗GBM抗体関連疾患(Goodpasture症候群):肺胞基底膜と糸球体基底膜への自己抗体。急速進行性糸球体腎炎+肺出血が特徴
※Behçet病は小血管から大血管まで炎症を起こすため、上記の単純な分類には当てはまらない点に注意。
参考
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。



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