悩む人抗核抗体ANAの種類と、蛍光抗体法の染色パターンの覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。



ゴロでサクッと覚えちゃおう。
抗核抗体ANAの染色パターンの覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
抗核抗体ANAは、①どの疾患でどの抗体が出るか、②蛍光抗体法でどんな染色パターンに見えるか、③その抗体と染色パターンを結びつけられるか、の3点がポイントです。順番に整理していきます。
①まず疾患と抗核抗体の種類を覚える
まずは各疾患に対応する抗体を、これまでのゴロでおさらいします。
SLE:スレスレドエスでSM
- 抗ds-DNA抗体
- 抗ss-DNA抗体
- 抗Sm抗体
- 抗ヒストン抗体
SS:Sjögren’s syndrome→そのまま「SS」
- 抗SS-A抗体・抗SS-B抗体
SSc:前進乱戦スコラーゼ
- 抗RNAポリメラーゼⅢ抗体
- 抗セントロメア抗体
- 抗Scl-70抗体
PM/DM:近所にある医学部見たい
- 抗Jo-1抗体
- 抗MDA5抗体
- 抗Mi-2抗体
- 抗TIF1-γ抗体
※抗Jo-1抗体(抗ARS抗体)と抗MDA5抗体は細胞質に対する抗体のため、抗核抗体ではない点に注意。
MCTD:紺色ランプ
- 抗U1-RNP抗体
②蛍光抗体法の代表的な核の染色パターンを見慣れる
抗核抗体は蛍光抗体法(間接蛍光抗体法)で検出すると、核のどこが光るかで5つのパターンに分けられます。まずは「核全体が染まるか/部分的に染まるか」で大きく2グループに分けて覚えるのがコツです。
- 核が全体的に染まる2タイプ
- 核全体が均質に染まる:均質型(homogeneous型)
- 核辺縁部がより強く染まる:辺縁型・周辺型(peripheral型)
- 核が部分的に染まる3タイプ
- 粗大顆粒である核小体が染まる:核小体型(nucleolar型)
- 核小体以外がまだらに染まる:斑紋状(speckled型)
- 微細顆粒であるセントロメアが染まる:セントロメア型(discrete speckled/centromere型)
見分け方のコツとして、核全体が染まっていたら均質型・辺縁型(=SLEの抗体)、染まっていなければそれ以外と考えるとシンプルです。


③抗体と染色パターンを結び付けて覚える(覚え方・ゴロ)


均質型:金が必須(金→均質型、必須→抗ヒストン抗体)
→抗ヒストン抗体
辺縁型・周辺型:変ですよ?(変→辺縁型、ですよ→dsDNA)
→抗ds-DNA抗体・抗ss-DNA抗体
核小体型:かく乱ポリス(かく乱→核小体型、ポリス→抗RNAポリメラーゼⅢ抗体)
→抗RNAポリメラーゼⅢ抗体
散在斑紋型(セントロメア型):散在せんといて!(散在→散在斑紋型、せんと→セントロメア型・抗セントロメア抗体)
→抗セントロメア抗体
斑紋状(speckled型):残りは全てコレ
→上記以外の抗体(抗SS-A/SS-B抗体、抗U1-RNP抗体、抗Sm抗体など)
④染色パターンからほぼ疾患が決まる
染色パターンと疾患の対応をまとめると、以下のように整理できます(例外は無視してよい)。
- 均質型・辺縁型/周辺型(核全体が染まる2タイプ)→SLEのことが多い
- 核小体型・セントロメア型(顆粒が染まる2タイプ)→SScのことが多い
- 斑紋状(speckled型)→SS・PM/DM・MCTDなど色々ありすぎて1つに決まらない
つまり、核全体が染まっていればSLE、顆粒状(核小体・セントロメア)が染まっていればSSc、斑紋状ならそれ以外の膠原病を広く疑う、という流れで覚えておけば染色パターンの問題に対応できます。
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。



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