
脳神経って何年たっても苦手意識が消えない。
何が大切なのか分からない(>_<)
良い覚え方ないの~???
こういった悩みを解決します。
本記事ではCBT・国家試験に活かせる『脳神経12対の覚え方・ゴロ』を紹介します。
脳神経12対の効率的な覚え方は「番号と脳神経を一対一対応で覚える」です。
嗅神経から順番にゴロで覚えるのはオススメしません。その理由から解説していきます。



前からゴロで覚えるのが一般的だけど、
それが苦手意識の原因なんだよね。
【忘れない暗記法】を紹介しよう!
脳神経12対を順番に覚えるのはオススメしない。
結論:『脳神経12対の効率的な覚え方は「番号と脳神経を一対一対応で覚える」』です。
数字から脳神経を思い出す方法を紹介します。
有名な覚え方「急に自動車~」や「嗅いで視て動く車の~」といったゴロは即忘れてください。
理由つ3つあります。
- 1.ゴロが長すぎて覚えられない。
- 2.脳神経と脳神経の番号が一致せず、他の勉強に活かせない。
- 3.勉強の時に思い出すのに時間がかかる。
脳神経の苦手意識が生まれてしまう原因なので、詳しく説明します。
1.ゴロが長すぎて覚えられない。
- 急に自動車三転で顔がない全員迷う服の下
- 嗅いで見る動く車の三つの外顔聞く喉迷う副舌
- 嗅いで視て動く車の三の外顔耳のどに迷う副舌下



覚えるの無理
こういった、長いゴロは 「嗅いでみる、動く、、???なんだっけ?」と分からなくなります。
つまり、長いゴロはコスパが悪いです。
順番を間違えたり、思い出せずに飛ばしてしまったりします。
これが苦手意識に繋がってしまいます。
2.脳神経と脳神経の番号が一致せず、他の勉強に活かせない。
「副交感神経を含む脳神経はどれか?」といった問題が頻出で、覚え方として
- 有名なゴロ:副交感神経を含む脳神経「港区(3,7,9,10)」
というものがあります。
しかし、「結局、3.7.9.10が何神経なのかわからない」といった悩みを聞くことがあります。
脳神経に関わるゴロは脳神経の番号を使うことが多いです。
したがって、他の勉強に活かすためには、番号と脳神経を一致させる必要があります。
前から順に覚えるのは間違えるリスクがあるので、やめましょう。
3.勉強のときに思い出すのに時間がかかる。
ゴロで前から思い出す時、最後の方の脳神経にたどり着くまで時間がかかりすぎませんか?
効率が悪すぎです。
さらに、今後勉強するときに~~脳神経といちいち書くのは時間がかかります。
脳神経の番号で十分です。
確かに「長いゴロを覚えている人」は必要ないと考えるかもしれません。
しかし、苦手意識が消えていないのであれば、「番号と脳神経を結びつける覚え方」をオススメします。
※試験ではローマ数字でも出てくるので、分からない方は確認してみてください。 ↓ ↓ ↓
ローマ数字の復習


- 1=Ⅰ
- 5=Ⅴ
- 10=Ⅹ
は覚えて、あとは導きましょう。
1~3までは棒が増えていくだけなので、覚えられると思います。
4以降は規則性があるので、画像を見ながら覚えてください。
効率的な脳神経12対の覚え方・ゴロ
第〇脳神経をCN〇と表現します。 ※CN:cranial nerve



数字と脳神経を結び付けよう!
第Ⅰ脳神経「嗅神経」
第Ⅱ脳神経「視神経」の覚え方


覚え方
顔を思い浮かべて
- 1個あるのが鼻 → CNⅠは嗅神経
- 2個あるのが目 → CNⅡは視神経
したがって、
- CNⅠは嗅神経
- CNⅡは視神経
と覚えられます。
※ゴロ「嗅いでみる(見る)」で覚えている人はそれで構いません。慣れている方法で覚えてください。
第Ⅲ脳神経「動眼神経」
第Ⅳ脳神経「滑車神経」
第Ⅴ脳神経「三叉神経」
第Ⅵ脳神経「外転神経」の覚え方・ゴロ
【第Ⅲ脳神経「動眼神経」】
ゴロ:山道
山 → さん → Ⅲ
道 → どう → 動眼神経
【第Ⅳ脳神経「滑車神経」】
覚え方:かっしゃの「し」は、4(=Ⅳ=し)の「し」
【第Ⅴ脳神経「三叉神経」】
ゴロ:誤算
誤 → ご → Ⅴ
算 → さん → 三叉神経
【第Ⅵ脳神経「外転神経」】
ゴロ:録画
録 → ろく → Ⅵ
画 → が → 外転神経
以上より、
- CNⅢは「動眼神経」
- CNⅣは「滑車神経」
- CNⅤは「三叉神経」
- CNⅥは「外転神経」
と覚えられます。



山道!誤算!録画!
一対一対応で覚えよう!
第Ⅶ脳神経「顔面神経」の覚え方


覚え方:第VII脳神経 → 7 → 回転すると銃「GUN」に見える → がん → 顔面神経
したがって、
- CNⅦは「顔面神経」
と覚えられます。
第Ⅷ脳神経「内耳神経(聴神経)」の覚え方


覚え方:内耳神経(聴神経) → 耳 → 顔を書いて耳を〇で囲む → 回転させる → 8に見える
したがって、
- CNⅧは「内耳神経(聴神経)」
と覚えられます。
第Ⅸ脳神経「舌咽神経」の覚え方


覚え方:第IX脳神経 → 9 → 9は〇から舌が出ているように見える→舌咽神経
※舌とついている脳神経は「舌咽神経」と「舌下神経」の二種類あります。
舌下は「下」とついているので、脳神経で一番最後の12番=XIIです。
これを考えながら消去法でIX=9は舌咽神経と覚えましょう。
したがって、
- CNⅨは「舌咽神経」
と覚えられます。
第Ⅹ脳神経「迷走神経」の覚え方


覚え方:第X脳神経 → 10 → 10の0がグルグル回っていて、迷走しているように見える → 迷走神経
したがって、
- CNⅩは「迷走神経」
と覚えられます。
※ほかの覚え方として、『 迷走神経の「迷」に「十」が隠れている』という覚え方もあります!
好みの覚え方を採用してください! ↓ ↓ ↓


第Ⅺ脳神経「副神経」の覚え方


覚え方:第XI脳神経 → 11 → 1が2個ある → 2個のうち片っぽがサブ=副です → 副神経
したがって、
- CNⅪは「副神経」
と覚えられます。
第Ⅻ脳神経「舌下神経」の覚え方


覚え方:第XII脳神経 → 脳神経で1番最後 → 1番下です → 舌下神経
したがって、
- CNⅫは「舌下神経」
と覚えられます。
まとめ
番号と脳神経を見比べて、結びついているか確認しましょう。
脳神経番号 | 脳神経名称 |
---|---|
第Ⅰ脳神経 CN Ⅰ | 嗅神経 |
第Ⅱ脳神経 CN Ⅱ | 視神経 |
第Ⅲ脳神経 CN Ⅲ | 動眼神経 |
第Ⅳ脳神経 CN Ⅳ | 滑車神経 |
第Ⅴ脳神経 CN Ⅴ | 三叉神経 |
第Ⅵ脳神経 CN Ⅵ | 外転神経 |
第Ⅶ脳神経 CN Ⅶ | 顔面神経 |
第Ⅷ脳神経 CN Ⅷ | 内耳神経(聴神経) |
第Ⅸ脳神経 CN Ⅸ | 舌咽神経 |
第Ⅹ脳神経 CN Ⅹ | 迷走神経 |
第Ⅺ脳神経 CN Ⅺ | 副神経 |
第Ⅻ脳神経 CN Ⅻ | 舌下神経 |
身についているか?の確認の仕方【確認問題】
実際に、「脳神経が覚えられない」という同期に覚え方を実践しました。
10分もかからずにマスターしてくれました。
その時は
- 「(私)脳神経番号→(友達)脳神経を答える」
- 「(私)脳神経→(友達)脳神経番号を答える」
の二通りを演習しました。
ぜひ、やってみてください!
なんども繰り返して1秒以内で反応できるようになれば合格です。
終わりに
お疲れ様でした。
分からない事・疑問点・質問がありましたら、お問い合わせ or SNS(下記)にどうぞ。
誤字脱字・新しい情報・覚え方の提案も、共有させて頂けると幸いです。
「ゴロゴロ医学」では覚え方・ゴロ・まとめを紹介しています。
覚えることを最小限に抑え、コスパ良い勉強をサポートします。
不定期の更新になりますので、
【 公式Twitter 】 または 【 公式Instagram 】 のフォローをお願いします 。
公式Twitterはこちら↓↓↓
公式Instagramはこちら↓↓↓