医学科最終学年6年になりました・・・
大学で受験した夏メック模試(MEC模試)で
知識不足だった部分を備忘録として残しておきます。
問題そのものはアップできないので、
Q&A形式で周辺知識をまとめていこう!
「自分は知らないけど受験した人は知っている」といった、知らないと差がついてしまうポイントをまとめました。
人が間違えた問題をまとめてあるので、間違えやすいポイントを効率よく勉強できます。
科目ごとに「一問一答形式」または「Q&A形式」でまとめたので、効率よく勉強することが出来ます。
医師国試出題基準(ブループリント)の未出題の分野のポイント&周辺知識をまとめることで今後の出題に備えます。
長期記憶に残るようにイラストやゴロ&覚え方も一緒に確認できます。
最低限覚えるべき内容を
に入れました!今回は133個のトピックについてまとめました!
(まとまってない。次回からはもう少しコンパクトを目指します。)
多すぎてすみません!
私的なホットトピックは
「先端巨大症の「確定診断」に必要な検査3つ」
「インスリン負荷と中性脂肪TG&脂肪酸の関係」
「偽性●●血症の原因と機序まとめ」
「【失語】語性錯誤と音韻性錯語の違い」
「髄膜炎の治療薬まとめ」
「片頭痛の発作治療薬と発作予防薬の違いは?【覚え方・ゴロ】」
「尋常性魚鱗癬」
「中毒の症候と対応」
「低周波空気振動障害」
です!
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【夏メック模試で学んだこと】問題解説まとめ【内科外科】
呼吸器:酸素療法の適応は?
A:酸素療法の適応:SpO2 90%未満のとき
例えば、誤嚥性肺炎疑いの患者で呼吸数20以上&SpO2 90%前半(RA)の場合、
呼吸数の代償が見られるが、酸素療法よりレントゲンなどの診断に必要な検査を優先する。
※救急の一酸化炭素中毒などは例外※
呼吸器:肺線維症の治療の抗線維化薬の覚え方・ゴロ
ゴロ:任天堂
任天堂→ニンテンドン→ニンテダニブ・ピルフェニドン
以上より、肺線維症の治療の抗線維化薬には
- ニンテダニブ
- ピルフェニドン
の2剤が適応があると分かります。
呼吸器:胸膜中皮腫の特徴(マーカー&染色)の覚え方・ゴロ
ゴロ:胸膜城壁テリテリ光る
胸膜→胸膜中皮腫の特徴
城→上皮型が最多
壁→壁側胸膜に発生する
テリテリ→血中メソテリン高値
光る→胸水中ヒアルロン酸高値(粘液性胸水)
光る→ひかる→カルレチニン染色陽性
また、ヒアルロン酸は化粧水などに入っている粘液性の物質であり、
胸膜中皮腫の胸水の特徴は「粘液性」と分かります。(悪性腫瘍なので「血性」でも矛盾しない。)
以上より、胸膜中皮腫の特徴は
- 壁側胸膜に多い ⇔臓側胸膜ではない
- 上皮型が最多 ⇔疾患名に中皮とついているのに、上皮型が最多で、肉腫型や二相型は少ない
- 血中メソテリン高値
- 胸水中ヒアルロン酸高値(粘液性胸水)
- カルレチニン染色陽性
と分かります。
胸水と性質の組み合わせで胸膜中皮腫=粘液性 →〇
という問題を見たことがあります。
血中メソテリン高値を覚えていませんでした。
ゴロに追加しましょう!
呼吸器:在宅酸素療法HOTで生命予後が改善する疾患と改善しない疾患は?
HOTで予後改善する:COPDと肺結核後遺症
⇔特発性肺線維症の予後は改善しない
肺結核後遺症もHOTで予後が改善することを覚えていませんでした。
呼吸器:COPD急性増悪の具体的な治療薬は?
有名なABCアプローチ↓で用いる治療薬
A:ABPC/SBTやPIPC/TAZ
B:SABA(>テオフィリン)
C:プレドニゾロン
循環器:ドレスラー症候群は心外膜炎?心内膜炎?
A:ドレスラー症候群は心「外」膜炎
ACS急性冠症候群後の合併症に心内膜炎はない。
循環器:AHA心不全ステージ分類とは?
AHA心不全ステージ分類
=心機能異常の有無&心不全症状の有無でABCに分け、治療抵抗性でD
A:心機能異常なし&心不全症状なし、だけど高血圧や糖尿病などの高リスク群
B:心機能異常あり&心不全症状なし
C:心機能異常あり&心不全症状あり、治療可能
D:心機能異常あり&心不全症状あり、治療抵抗性
循環器:TAVIの適応疾患は?ARに適応あるか?
TAVIはARに適応なし、ASのみに適応あり。
循環器:感染性心内膜炎で胸壁エコーで疣贅を認めた場合、経食道心エコーは施行する?
A:する。
経胸壁エコーで疣贅を認めた場合でも、
他にも疣贅や心内合併症(膿瘍形成・動脈瘤形成)精査をするために
経食道心エコー検査は推奨されている。
経食道心エコーは胸壁エコー以外のCTやMRIよりも感度が高い。
一番感度が高いのは→経食道心エコー!
という問題があった気が・・・
循環器:副腎皮質ステロイドはDVTのリスクになるか?
A:なる
副腎皮質ステロイドは血小板機能を亢進させると言われている。
内分泌代謝:先端巨大症で発汗過多は生じるか?
A:生じる
成長ホルモンは発汗を促進させる。
逆に、成長ホルモンがでにくい高齢者は皮膚が乾燥しやすくなる。
内分泌代謝:先端巨大症の「確定診断」に必要な検査3つは?
臨床像(顔貌/舌/手足)に加えて、確定診断に必要な条件は下記①②③を全て満たすもの。
- ①MRIまたはCTで下垂体腺腫
- ②75gOGTTで血中GHが抑制されない
- ③血中IGF-1高値
間違えるpointは
- 糖尿病があっても75gOGTTを行って良い
- 頭部エックス線でトルコ鞍の拡大や軟部組織の肥厚などの所見はあるが、
CT/MRIで下垂体腺腫の確認が確定診断には必須なため、頭部エックス線は優先順位が低い。
の2点です。
先端巨大症は高血圧・脂質異常・糖尿病といった生活習慣病3兄弟を合併しますが、
厚生労働省の診断基準↓を満たすためには糖尿病でも75gOGTTを行う必要があります。
また、頭部エックス線でトルコ鞍の拡大があったとしてもCTまたはMRIが必要です。
cf. https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/nanbyo/dl/56-6(1).pdf
以上より、先端巨大症の確定診断に必須の検査は
- ①MRIまたはCTで下垂体腺腫
- ②75gOGTTで血中GHが抑制されない
- ③血中IGF-1高値
となります。
- MRIまたはCT、75gOGTT、血中GH測定、血中IGF-1測定
を必ず覚えましょう。
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