多発性骨髄腫の特徴と治療薬の覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
多発性骨髄腫の特徴と治療薬の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:ドMクラブ(CRAB)でサボれ!
ドM→MM
クラブ(CRAB)
C→Calcium elevation(高カルシウム血症)
R→Renal dysfunction(腎機能障害)
A→Anemia(貧血)
B→Bone lesion(骨病変)
で→デキサメタゾン
サ→サリドマイド
ボ→ボルテゾミブ(プロテアソーム阻害薬)
れ→レナリドミド(サリドマイド誘導体)
クラブ活動のクラブのスペルはClub
CRABはカニ(蟹)です。
以上より、
- 多発性骨髄腫の特徴は
高カルシウム血症・腎機能障害・貧血・骨病変 - 多発性骨髄腫の治療薬は
デキサメタゾン・サリドマイド・ボルテゾミブ(プロテアソーム阻害薬)レナリドミド(サリドマイド誘導体)
と分かります。(サリドマイドは再発難治例に使用します。)
多発性骨髄腫の特徴はゴロで覚えるより、病態や症状の機序を考えた方が分かりやすいので、別記事で解説します。
治療薬はボルテゾミブやレナリドミを含む2~3剤併用(多剤併用療法)が推奨され、
特にデキサメタゾンが追加されることが多く、国家試験に出題されたデキサメタゾンも考慮しゴロを作りました。
しかし、多発性骨髄腫の治療レジメンはその他たくさんあります(下記)。
もう少し周辺知識も覚えたい人向け↓↓↓
過去問の知識のみでOKな人は飛ばしてください。
多発性骨髄腫の治療は
- 65歳未満で全身状態が良好:多剤併用療法→自家造血幹細胞移植併用大量メルファラン療法
- 65歳以上または全身状態が不良:多剤併用療法
の2通りがあります。
65歳未満で全身状態が良好な場合に用いられる多剤併用療法のレジメンは下記のとおりです。
基本は
ボルテゾミブまたはレナリドミドとデキサメタゾンの組み合わせ!
その他では
アドリアマイシンやシクロホスファミドやビンクリスチンを使う!
【多発性骨髄腫の多剤併用療法レジメン】
推奨される2剤併用療法
BD療法:ボルテゾミブ+デキサメタゾン
LD療法:レナリドミド+デキサメタゾン
推奨される3剤併用療法
BAD療法:ボルテゾミブ+アドリアマイシン+デキサメタゾン
CBD療法:シクロホスファミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン
その他3剤併用療法
VAD療法:ビンクリスチン+アドリアマイシン+デキサメタゾン
これはボルテゾミブやレナリドミとCHOP療法の薬剤の組み合わせと考えることができます。
【多発性骨髄腫の多剤併用療法レジメン】のCHOP部分に赤色を付けると、下記のようになります。
※プレドニゾロンもデキサメタゾンも同じ副腎皮質ステロイド
【多発性骨髄腫の多剤併用療法レジメン】
推奨される2剤併用療法
BD療法:ボルテゾミブ+デキサメタゾン
LD療法:レナリドミド+デキサメタゾン
推奨される3剤併用療法
BAD療法:ボルテゾミブ+アドリアマイシン+デキサメタゾン
CBD療法:シクロホスファミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン
その他3剤併用療法
VAD療法:ビンクリスチン+アドリアマイシン+デキサメタゾン
(復習)
基本は
ボルテゾミブまたはレナリドミドとデキサメタゾンの組み合わせ!
その他では
アドリアマイシンやシクロホスファミドやビンクリスチンを使う!
終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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