ビタミンって沢山あって欠乏症が覚えられない。
覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
本記事ではビタミンC欠乏症の壊血病の覚え方・ゴロに加えて、
ビタミンCの化学名(別名)「アスコルビン酸」や
CBTで重要なコラーゲン合成のポイントについて解説します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう
ビタミンC欠乏症・壊血病の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
最近、患者が漏らしちゃうんだよね。
尿瓶(「しびん」と読む。)を使うか。
ゴロ:尿瓶で解決
尿→し→ビタミンC
瓶→ビン→アスコルビン酸
解決→壊血病
以上より、
- ビタミンCの化学名(別名)は「アスコルビン酸」
- ビタミンC欠乏症は壊血病
と分かります。
壊血病とは?
壊血病はビタミンC欠乏症によってコラーゲン合成が障害され、
- 毛細血管破綻による出血・貧血
- 骨・軟骨の形成不全による成長不良(小児例)
が起こる疾患です。
ビタミンCはコラーゲンの合成に必要なので、
ビタミンCが欠乏するとコラーゲンを多く含む結合組織である血管・骨・軟骨の形成不全が起こります。
- 血管の形成不全→破綻→出血(皮下出血・粘膜下出血)や貧血
- 骨・軟骨の形成不全→成長不良
【欠乏症で骨粗鬆症】ビタミンC・K・Dは骨代謝で重要【覚え方・ゴロ】
抗酸化作用を持つビタミンはビタミンCとビタミンE【覚え方・ゴロ】
ゴロ;降参せい!
降参→抗酸化作用
せい→CE
以上より、
- 抗酸化作用を持つビタミンはビタミンCとビタミンE
と分かります。
鉄はビタミンCや胃酸によって3価から2価に還元されることで、
十二指腸から吸収できるようになります。
ビタミンCはプロリンとリシンを水酸化するときの補酵素として働く【CBT対策】
コラーゲンは三重らせん構造(3次構造)で形成されており、
この三重らせん構造には水酸化されたプロリンとリシンが必須です。
この水酸化に必要な補酵素がビタミンCです。
- プロリン+ビタミンC→ヒドロキシプロリン
- リシン+ビタミンC→ヒドロキシリシン
CBTにプロリンを選ばせる問題が出てた。
プルプルのコラーゲンから「プリン」を連想して、
プリン→プロリン+リシン と覚えよう!
確認問題:医師国家試験【106E66】改題に挑戦
鉄欠乏性貧血の患者で内服薬による治療を行う場合、
同時に摂取することでこの内服薬の生体への吸収効率を上昇させるのはどれか。
a ビタミンA
b ビタミンB1
c ビタミンB12
d ビタミンC
e ビタミンD
答えは d
ビタミンCは鉄を還元して吸収できる形に変化させる。
終わりに
お疲れさまでした。
参考になれば幸いです。
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