5年生の時に大学で受験したメック模試(MEC模試)で
知識不足だった部分を備忘録として残しておきます。
問題そのものはアップできないので、
Q&A形式で周辺知識をまとめていこう!
「自分は知らないけど受験した人は知っている」といった、知らないと差がついてしまうポイントをまとめました。
人が間違えた問題をまとめてあるので、間違えやすいポイントを効率よく勉強できます。
科目ごとに「一問一答形式」または「Q&A形式」でまとめたので、効率よく勉強することが出来ます。
医師国試出題基準(ブループリント)の未出題の分野のポイント&周辺知識をまとめることで今後の出題に備えます。
長期記憶に残るようにイラストやゴロ&覚え方も一緒に確認できます。
最低限覚えるべき内容を
に入れました!今回は26個のトピックについてまとめました!
私的なホットトピックは
「肥大型心筋症のエコー所見」
です!
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【5年メック模試で学んだこと】問題解説まとめ【内科外科】
循環器:肥大型心筋症の心エコーの所見は?
心室の肥大により「心室内腔が狭小化」するが、
特に心室中隔が心室後壁と比較して肥大していることを「心室中隔非対称性壁肥厚」と呼ぶ。
心室中隔肥大によって「左室流出路狭窄」が起こり、収縮期に高速な血流が流れる。
その高速な血流に僧帽弁前尖が引き込まれることを「僧帽弁前尖収縮期前方運動」と呼ぶ。
収縮期に僧帽弁が前方運動すると、僧帽弁が閉鎖しないため、「僧帽弁閉鎖不全症」が生じる。
また、左室流出路の狭小化が進むと心拍出量が低下するため、大動脈弁が収縮期にも関わらず半閉鎖してしまう。
これを「大動脈弁の収縮中期半閉鎖」と呼ぶ。
心拍出量が低下し、大動脈弁の収縮中期半閉鎖することで大動脈弁の閉鎖が遅れるため「Ⅱ音の奇異性分裂」をきたす。
収縮中期半閉鎖とⅡ音の奇異性分裂が忘れやすいです。
Ⅱ音の奇異性分裂はAS・LBBBの他に
「閉塞性肥大型心筋症」があるのね!
循環器:閉塞性動脈硬化症(ASO)と閉塞性血栓血管炎(TAO)の治療の違い
- ASO:運動療法→抗血小板薬や血管拡張薬→経皮的血管形成術・外科的血行再建術
- ASO:抗凝固療法は行わない
- TAO:抗凝固療法の保険適応あり
循環器:起立性低血圧の検査と診断基準
検査:Schellong試験(シェロング試験)・Head-up tilt試験
仰臥位から立位に体位変換し、3分以内に収縮期血圧が20mmHg以上低下・収縮期血圧の絶対値が90mmHg未満に低下(または拡張期が10mmHg以上低下)した場合起立性低血圧と診断できる。
循環器:ブルガダ症候群の発作が起こるのは?発作の誘因は?
夜間や安静時などの副交感神経亢進時に特発性心室細動を発症する。
また、過度な食事や飲酒や発熱が発作の誘発になるため、禁酒・腹八分目・発熱時には早期に解熱が大切。
循環器:在宅酸素療法(HOT)の適応は?
- 高度慢性呼吸不全:PaO2≦55Torr
- 肺高血圧症:平均肺動脈圧≧25mmHg
- チアノーゼ型先天性心疾患(右左シャント)
- 慢性心不全:NYHA分類Ⅲ度以上&睡眠時にCheyne-Stokes呼吸&無呼吸指数20以上
- 群発性頭痛:1日平均1回以上の頭痛発作
循環器:拡張期ランブルとは?
拡張期ランブルとは雷のような低調のゴロゴロした音のことです。
僧帽弁狭窄症(MS)で第5肋間鎖骨中線で拡張期ランブルを聴取しますが、
MSによる拡張期ランブルは拡張「中期」「低調性」雑音と言い換えられます。
★試験でのtips★:M弁領域の拡張期雑音は早期・中期・後期の3つに分けられ、拡張早期雑音は心臓粘液腫、拡張中期雑音はMS、拡張後期雑音はARに伴う相対的MS(Austin Flint雑音)の可能性が高い。
内分泌代謝:高カリウム血症の治療方針7種類は?
- GI療法(Glucose-Insulin療法):ブドウ糖+インスリンでKを細胞内へ移行
- 炭酸水素ナトリウム:アシドーシスを補正してKを細胞内へ移行
- ループ利尿薬:Kを尿中へ移行
- グルコン酸カルシウム:心筋でKとCaが拮抗して心筋保護作用あり(致死性不正脈の予防)
- β2刺激薬:レニン分泌促進してK尿中へ移行・細胞内へK移行
- 陽イオン交換樹脂:腸管でのKを吸着しそのまま便として排泄されるため腸管のK吸収を抑制
- 血液透析:優位な心電図変化が見られる患者では早期に考慮
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