先端巨大症の治療や負荷試験って覚えられない。
何か良い覚え方無いの~?
こういった悩みを解決します。
本記事では
- ①治療薬
- ②負荷試験
について分かりやすく説明して苦手意識を克服します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
先端巨大症の治療薬の覚え方・ゴロ
ゴロ:『巨大なリンゴとブドウ』『粗末なオクラ』
巨大な→先端巨大症
リンゴと→ゴリン(「リンゴ」と激似)→カベルゴリン
ブ→ブロモクリプチン
ドウ→ドウパミン→ドパミン作動薬
粗末な→ソマツナ→ソマトスタチン誘導体
オクラ→酢酸オクトレオチド
したがって、先端巨大症の治療薬は
- ドパミン作動薬のカベルゴリンとブロモクリプチン
- ソマトスタチン誘導体の酢酸オクトレオチド
と分かります。
なんで、ドパミン作動薬を使うの?
治療薬の作用機序は下記で説明します。
先端巨大症の負荷試験の覚え方・ゴロ
まず、健常人での負荷試験の反応を理解するべし!
【要約】正常な反応
健常人(先端巨大症ではない人)では下記の反応が起こります。
- アルギニン
- プロプラノロール(β遮断薬)
- インスリン
- グルカゴン
- ドパミン・GHRH
→ 成長ホルモンの分泌を促進する。
負荷試験にはドパミンが良く用いられる。
- ソマトスタチンSS
- グルコース(ブドウ糖)
- ソマトメジンC
→ 成長ホルモンの分泌を抑制する。
負荷試験にはブドウ糖が良く用いられる。
↑クリックで表示できます!
覚え方:先端巨大症では健常人と逆、または奇異性上昇(※)が起きる。
※奇異性上昇:成長ホルモンとは関係のないホルモンが、成長ホルモン分泌を促進する反応
表で確認しよう!
負荷試験 | 健常人 | 先端巨大症 |
---|---|---|
ドパミン負荷試験でGH分泌が | 促進↑ | 抑制↓ |
ブドウ糖負荷試験でGH分泌が | 抑制↓ | 促進↑ |
TRH負荷試験 GnRH負荷試験でGH分泌が | 不変 | 促進↑(奇異性上昇) |
以上より、先端巨大症では
- ドパミン負荷試験でGH分泌が抑制
- ブドウ糖負荷試験でGH分泌が促進
- TRH負荷試験・GnRH負荷試験でGH分泌が促進(奇異性上昇)
と分かります。
なぜ、先端巨大症にドパミン作動薬を使うのか?
健常人ではドパミンはGH分泌促進に働きますが、先端巨大症ではGH分泌抑制に働きます。
なので、先端巨大症の治療薬にドパミン作動薬があるのです。
ちなみに、ソマトスタチンはACTH以外の多くのホルモンを抑制するよ。
先端巨大症でも例外なくGH分泌を抑制してくれる!
終わりに
お疲れ様でした。
参考になれば幸いです。
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