交差適合試験(クロスマッチ試験)の主試験・副試験の
覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
本記事では、交差適合試験(クロスマッチ試験)の覚え方・ゴロを紹介します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
交差適合試験(クロスマッチ試験)とは?
主試験-副試験の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
交差適合試験(クロスマッチ試験)とは輸血製剤が輸血できるか調べる検査です。
- ABO不適合
- 不規則抗体
の2点を確認します
主試験と副試験があり、凝集した場合を陽性(異常)、凝集しない場合を陰性(正常)と表します。
- 主試験:「輸血製剤の血球」と「患者の血清」の凝集反応を調べる試験
- 副試験:「輸血製剤の血清」と「患者の血球」の凝集反応を調べる試験
※輸血製剤を提供する者を「供血者(きょうけつしゃ)」と呼ぶ。
※主試験が陽性の場合は輸血禁忌
主試験陽性+副試験陽性→輸血禁忌
主試験陽性+副試験陰性→輸血禁忌
主試験陰性+副試験陽性→輸血非推奨(禁忌ではない)
主試験陰性+副試験陰性→輸血可能
交差適合試験は術前(輸血前)3日以内に行います。
国家試験でも問われている間違えやすいポイントです。
覚えておきましょう。
なぜ交差適合試験は術前(輸血前)3日以内に行うのか?
患者の血液では、前回の輸血に対する自己免疫反応などによって新たに不規則抗体が生じる危険があります。
例えば、術前2週間前に血液適合試験が陰性(輸血可能)と判断されたとしても、自己免疫によって術前1週間前に新たに不規則抗体が生じてしまった場合、輸血はできません。
したがって、交差適合試験は輸血前ギリギリに近い方が好ましいです。
現在は輸血日より3日以内(72時間以内)に採血した患者の血液を用いて交差適合試験を行います。
では、覚え方・ゴロを紹介!!!
輸血製剤なのか患者なのか?
血球なのか血清なのか?を区別しよう!
交差適合試験(クロスマッチ試験):主試験-副試験の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:講師の有給完成
講→血液交差試験
師→主試験
有→輸血製剤の
給→血球
完→患者の
成→血清
※副試験は血球と血清が逆になります!
以上より、交差適合試験(クロスマッチ試験)の主試験と副試験は、
- 主試験:「輸血製剤の血球」と「患者の血清」の凝集反応を調べる試験
- 副試験:「輸血製剤の血清」と「患者の血球」の凝集反応を調べる試験
と分かります。
確認問題:CBT
血液交差試験(クロスマッチ)について正しいのはどれか。
a 主試験では供血者血清と患者血球の反応を調べる。
b 副試験では供血者血球と患者血清の反応を調べる。
c 血縁者間で輸血を行う場合は省略できる。
d ABO型の不適合が確認できる。
e 主試験と副試験の両方とも陽性の場合輸血できる。
答え d
供血者=輸血製剤であり、
主試験は「輸血製剤の血球」と「患者の血清」の凝集反応を調べる試験で、
主試験と副試験の両方とも陰性の場合、輸血ができる。
c 省略負不可
輸血で起こりやすい合併症といえば、移植片対宿主病GVHDです。
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終わりに
お疲れさまでした。参考になれば幸いです。
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