第109回医師国家試験に出題された「隣接遺伝子症候群」。
沢山あって覚えられない!
何かいい方法ないの~?
こういった悩みを解決します。
本記事では、医師国家試験の出題範囲を踏まえて、
覚えるべき隣接遺伝子症候群をまとめて、覚え方・ゴロを紹介します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
隣接遺伝子症候群とは?覚え方・ゴロ【CBT・医師国家試験対策】
隣接遺伝子症候群とは、
- 染色体上に隣接して存在する、互いに無関係な複数の遺伝子が
染色体の微細な欠損によって同時に障害されて起こる疾患群
です。
染色体がちょっと欠けちゃって、
そこにある複数の遺伝子が障害されちゃった!
ってこと?
そうだね!
ちょっと欠けたりするだけだから、
染色体の数自体は正常なんだね。
隣接遺伝子症候群は、染色体の数自体は正常なので、
- ①染色体の数が増える疾患
- ②染色体の数が減る疾患
は隣接遺伝子症候群ではありません。
①染色体の数が増える疾患
- Patau症候群:パトウ症候群(13染色体トリソミー)
- Edwards症候群:エドワーズ症候群(18染色体トリソミー)
- Down症候群:ダウン症候群(21染色体トリソミー)
- Klinefelter症候群:クラインフェルター症候群(47XXY)
②染色体の数が減る疾患
- Turner症候群:ターナー症候群(45XO)
隣接遺伝子症候群の覚え方・ゴロ
ゴロ:Angel will die. 訳:天使は死ぬ
Angel → Angelman症候群
will → Williams症候群・Prader-Willi症候群
die → DiGeorge症候群
したがって、隣接遺伝子症候群には
- Angelman症候群:アンジェルマン症候群
- Williams症候群:ウィリアムズ症候群
- Prader-Willi症候群:プラダーウィリー症候群
- DiGeorge症候群:ディジョージ症候群
が含まれると分かります。
上記の4疾患以外にも、
- Smith-Magenis症候群:スミス-マゲニス症候群
- Langer-Giedion症候群:ランガー-ギーディオン症候群
- Rubinstein-Taybi症候群:ルビンシュタイン-テイビ症候群
があるそうですが、国試に出題が無いので覚えなくていいです。
国試に出題されたら覚える方針です。
私は覚えていません。
確認問題【医師国家試験】
【109B15】
隣接遺伝子症候群はどれか。
a Sotos症候群
b Down症候群
c Turner症候群
d Klinefelter症候群
e Prader-Willi症候群
答えは e
aは単一遺伝子の問題。(複数ではないので誤り。)
bcdは染色体の数が増える疾患なので、誤り。
終わりに
お疲れ様でした。
参考になれば幸いです。
分からない事・疑問点・質問がありましたら、お問い合わせ or SNS(下記)にどうぞ。
誤字脱字・新しい情報・覚え方の提案も、共有させて頂けると幸いです。
「ゴロゴロ医学」では覚え方・ゴロ・まとめを紹介しています。
覚えることを最小限に抑え、コスパ良い勉強をサポートします。
不定期の更新になりますので、
【 公式Twitter 】 または 【 公式Instagram 】 のフォローをお願いします 。
公式Twitterはこちら↓↓↓
公式Instagramはこちら↓↓↓