悩む人糖尿病でリスクが高まる癌って何？
覚え方を教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
本記事では糖尿病の合併症である悪性腫瘍（大腸癌-肝臓癌-膵癌）の覚え方・ゴロを紹介します。
ハレル公衆衛生でもよく出てくる！
喫煙・運動不足・化学物質が関係している癌については
公衆衛生で覚え方・ゴロを紹介します！
【なぜ糖尿病合併症に悪性腫瘍?】リスクが高まる癌の覚え方・ゴロと理由
糖尿病の合併症として悪性腫瘍があります。
特に日本人では大腸癌・肝癌・膵癌のリスクが高まるとされています。
ハレル「糖尿病で悪性腫瘍の合併がある」
と覚えているだけでは足りないので
3種類を確実に覚えておきましょう。
覚え方：大冠水（「だいかんすい」と読む。）
大→大腸癌
冠→肝癌
水→膵癌
ハレル糖尿病って浸透圧利尿で多尿になるから、
尿で冠水しちゃったイメージ。
以上より、糖尿病でリスクの高まる悪性腫瘍は
- 大腸癌
- 肝癌
- 膵癌
と分かります。
なぜ糖尿病で悪性腫瘍のリスクが上昇するのか？
まだ完全に解明されているわけではありませんが、
高インスリン血症やIGF-1が関係していると考えられています。
インスリンの働きが弱まると細胞内で糖が枯渇するため、
肝臓は血糖値を上げようとIGF-1（インスリン様成長因子-1）を分泌します。
高インスリン血症やIGF-1によって細胞増殖が活性化し、一部で癌化すると考えられます。
ハレルインスリンを分泌する膵臓→膵癌
糖代謝にかかわる肝臓→肝癌
インスリン感受性が高い（らしい）大腸→大腸癌
という感じでイメージしておくと良いかも！
確認問題：医師国家試験【109G35】に挑戦！
日本人において糖尿病で発症リスクが高まるとされる癌はどれか。2つ選べ。
ａ 肝癌
ｂ 肺癌
ｃ 胃癌
ｄ 大腸癌
ｅ 前立腺癌
答えは ad
終わりに
お疲れさまでした。
参考になれば幸いです。
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