★★★祝!一周年記念!★★★ 随時、記事を更新・改良中です! コメントや質問、お待ちしております。 一緒に頑張りましょう!

副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニン作用機序【覚え方・ゴロ】まとめ

副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニン作用機序【覚え方・ゴロ】まとめ
悩む人

副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニンって
作用が似てて覚えにくい。
どういう違いがあるか知りたい!

こういった悩みを解決します。

本記事では副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニンの作用を表でまとめ、

追加で覚え方・ゴロを紹介します。

ハレル

ごちゃごちゃにならないように、整理していこう!

目次:クリックで飛べます。

副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニンの作用まとめ

副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD・カルシトニン作用機序まとめ

【英語メモ】

副甲状腺ホルモン(パラトルモン):parathormone

ビタミンDの別名は「カルシフェロール」:calciferol

カルシトニン:calcitonin

※活性型ビタミンD=活性化ビタミンD

ハレル

この表を覚えるためTipsを
長々話していくよ(笑)

副甲状腺ホルモンPTH「パラトルモン」のまとめ【覚え方・ゴロ】

骨吸収とは

骨吸収とは

破骨細胞の活性化により、骨が溶解されて、

Ca・P・骨塩基(アルカリ)を血中に放出すること。

パラトルモン(+活性化ビタミンD)は骨吸収を促進、

カルシトニンは骨吸収を抑制する方向に働き、

これらのバランスによって骨代謝が保たれています。

ハレル

骨吸収の対義語は骨形成。

パラトルモンとカルシトニンの覚え方・ゴロ

悩む人

カルシトニンは「カルシ」って入ってて、
カルシウムに関係してるって分かるけど、
パラトルモンとカルシトニンが混ざっちゃう。

覚え方:パラパラパラトルモン

パラパラ → カルシウムが血中にパラパラ 

     (=血中Ca上昇)

パラ → パラトルモン

ハレル

骨が破骨細胞に破壊されて、骨がパラパラ砕けるイメージ

したがって、

  • パラトルモンは血中Ca上昇

と覚えます。

対比して、カルシトニンは血中Ca低下と覚えましょう!

副甲状腺ホルモンPTH「パラトルモン」は直接的に腸へ作用しない。

パラトルモンの作用の対象は「骨と腎」です。

腸への作用は活性型ビタミンDを介して、間接的に制御されています。

ハレル

CBTのQBはこの知識が問われていた。
最期の確認問題でチェックしよう。

パラトルモンがHCO3-を排出させる理由の覚え方

「PTH上昇にてHCO3-が低下する理由」の覚え方

PTHは骨吸収促進(骨を破骨細胞が吸収=破壊を促進)することで、Caを上昇させようとする。

しかし、骨にはCa以外にも骨塩基(アルカリ)が含まれているので、

骨吸収促進では塩基性になってしまう。

それを防ぐために、PTHはあらかじめ血液を酸性にしようと考える。

つまり、 近位尿細管で重炭酸イオンHCO3-の再吸収を低下(排出を増加)させ血液を酸性にする。

ビタミンDの活性化される部位と順番の覚え方

ハレル

しょうもないので、気になる人は見てみてください。
QBに出てきたから無理やり覚えました。

CはビタミンDの構造内の炭素のことで、数字は炭素の位置を示します。

ビタミンDの活性化される部位と順番の覚え方

覚え方:順番は「かんじん」、数字は見た目で覚える。

順番は肝心 → 「肝臓→腎臓」の順で活性化

「肝」がC「25」 → 肝が「月」と「干」の2桁に見える。25も2桁。

「腎」がC「1」 → 腎は左右に分割できない1桁に見える。1はもちろん1桁。

したがって、ビタミンDは

  • ①まず肝臓でC25が水酸化され
  • ②次に腎臓でC1が水酸化され(PTHが水酸化(活性化)を促進)

最終的に活性化ビタミンDになります。

カルシトニンの分泌部位の覚え方・ゴロ

覚え方:カルシトニン → calcitonin cell → 甲状腺C細胞

したがって、カルシトニンの分泌部位

  • 甲状腺C細胞

です。

C細胞は別名「濾胞傍細胞or傍濾胞細胞」と呼ばれます。

ハレル

国家試験ではカルシトニンは治療によく出てくる。

ハレル

他に出てくるとしたら、甲状腺髄様癌で高値となることかな。
コチラで覚え方・ゴロを解説します。

ハレル

T3,T4といった甲状腺ホルモンは濾胞上皮細胞で生産されるね!

確認問題:医師国家試験に挑戦!

【CBT・QB改題】
副甲状腺機能低下時(パラトルモン分泌低下)の病態で関与していないのは?
a Pが腎から再吸収される。
b Pが腸から吸収される。
c HCO3-が腎から再吸収される。
d Caが腎から再吸収されない。

答えは b

a:「パラトルモンは腎によるPの排出を促進する」ため、機能低下時にPは再吸収される。

b:パラトルモン低下によって、活性化ビタミンDが低下し、Pは腸から吸収されなくなる。

 パラトルモン自体に腸への働きはない。

c:「パラトルモンは腎によるHCO3-の排出を促進する」ため、機能低下時にHCO3-は再吸収される。

d:「パラトルモンは腎によるCaの再吸収を促進する」ため、機能低下時にCaは再吸収されず排出される。

正しい選択肢を選べ。
a カルシトニンは血中Caを上昇させる。
b 副甲状腺ホルモンは骨吸収を抑制する。
c ビタミンDは腎臓で水酸化され、25(OH)Dとなる。
d カルシトニンは濾胞上皮細胞で生産される。
e PTH作用により、代謝性アシドーシスになる。

答えは e

a:カルシトニンは血中Caを低下させる

b:副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進する。

c:ビタミンDは腎臓で水酸化され、1,25(OH)2Dとなる。

d:カルシトニンは濾胞上皮細胞ではなく、傍濾胞細胞で生産される。

e:正しい。

医師国家試験【92B79】
副甲状腺ホルモンの腎における作用はどれか。3つ選べ。
a リン排泄促進
b 活性型ビタミンD産生促進
c エリスロポエチン産生促進
d カルシウム再吸収抑制
e 重炭酸イオン再吸収抑制

答えは a.b.e

終わりに

お疲れ様でした。

参考になれば幸いです。

分からない事・疑問点・質問がありましたら、お問い合わせ or SNS(下記)にどうぞ。

誤字脱字・新しい情報・覚え方の提案も、共有させて頂けると幸いです。

「ゴロゴロ医学」では覚え方・ゴロ・まとめを紹介しています。

覚えることを最小限に抑え、コスパ良い勉強をサポートします。

不定期の更新になりますので、

【 公式Twitter 】 または 【 公式Instagram 】 のフォローをお願いします 。

公式Twitterはこちら↓↓↓

公式Instagramはこちら↓↓↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次:クリックで飛べます。