★★★祝!一周年記念!★★★ 随時、記事を更新・改良中です! コメントや質問、お待ちしております。 一緒に頑張りましょう!

肺癌まとめ:マーカー・合併症・好発部位・喫煙の関連・頻度の覚え方・ゴロ

肺癌まとめ:マーカー・合併症・好発部位・喫煙の関連・頻度の覚え方・ゴロ【CBT・医師国家試験対策】
悩む人

肺癌って種類も多いし、特徴も沢山あって覚えられない。
何か良い覚え方ないの~?

こういった悩みを解決します。

本記事では

  • 肺小細胞癌
  • 肺扁平上皮癌
  • 肺腺癌
  • 肺大細胞癌

の特徴をまとめ、その他に試験的に大切な点の覚え方・ゴロを紹介します。

目次:クリックで飛べます。

肺癌の腫瘍マーカー・ホルモン・合併症まとめ【CBT・医師国家試験対策】

肺癌まとめ:マーカー・合併症・好発部位・喫煙の関連・頻度の覚え方・ゴロ【CBT・医師国家試験対策!】
肺癌まとめ

上記の肺癌まとめイラストを完璧に覚える方法を紹介していきます。

まず、骨組みの最重要ポイントをそれぞれの記事で覚えましょう。

その次に、知識を肉付けしていきます。

肺小細胞癌

肺扁平上皮癌

肺腺癌・肺大細胞癌

肺癌の好発部位と喫煙との関連の覚え方・ゴロ【CBT・医師国家試験対策】

ハレル

覚えることを最小限にして、
喫煙の関連と好発部位を覚えるよ!

ハレル

まず①喫煙との関連が強い肺癌を覚える。
次に②喫煙と好発部位の関係を理解する。
の順番でマスターしよう!

①喫煙と関連の強い肺癌の覚え方

覚え方:各種肺癌の英語の頭文字を見てみよう。喫煙smokeの「s」があるのは???

扁平上皮癌:squamous cell carcinoma

小細胞癌:small cell carcinoma

腺癌:adenocarcinoma

大細胞癌:large cell carcinoma

したがって、喫煙と関連が強いと認められている肺癌は、

  • 肺扁平上皮癌
  • 肺小細胞癌

の2種類です。

実際には、肺腺癌も肺大細胞癌も喫煙と関連があります。

ですが、肺扁平上皮癌と肺小細胞癌の方が喫煙と関連が強く、好発部位にも影響してくるので、

『「喫煙と関連が強い」といえば「肺扁平上皮癌と肺小細胞癌」』というイメージを持っておきましょう。

ハレル

女性の腺癌では、
喫煙者は非喫煙者より1.3倍罹りやすい。
=ほとんど変わらない

②肺癌の好発部位の覚え方

覚え方:中枢型は喫煙と関連がある肺扁平上皮癌と肺小細胞癌

ハレル

詳しく説明するよ!

肺癌の好発部位には中枢型末梢型の2つに分けられます。

中枢型肺癌

「中枢型」は別名「肺門型」とも呼ばれます。

肺門型、つまり肺門部(肺に主気管支が入る部分)に好発する肺癌です。

肺門部は気管からのタバコの煙が最初に入る部分なので、

肺門部に好発する肺癌は喫煙と関連が強くあります。

つまり、喫煙と関連する肺扁平上皮癌と肺小細胞癌は

肺門部に好発する中枢型肺癌(肺門型肺癌)と覚えられます。

末梢型肺癌

「末梢型」は別名「肺野型」とも呼ばれます。

肺野型、つまり肺門部から末梢に離れた部分に好発する肺癌です。

末梢ではタバコの煙が届きにくいので、

末梢に好発する肺癌は喫煙と関連が強くないです。

つまり、喫煙と関連が強くない肺腺癌と肺大細胞癌は、

末梢に好発する末梢性肺癌(肺野型肺癌)と覚えられます。

以上より、

  • 肺扁平上皮癌と肺小細胞癌は中枢型肺癌
  • 肺腺癌と肺大細胞癌は末梢性肺癌

と分かります。

ハレル

実際には、肺扁平上皮癌と肺小細胞癌は末梢にも発生しますが、
試験的にこの覚え方が役に立つと思います!

検査についてもおさらいしておきましょう。

  • 中枢型肺癌には気管支鏡検査
  • 末梢型肺癌には胸腔鏡検査・CTガイド下で経皮的針生検

が有効。

中枢型肺癌は喀痰細胞診や気管支鏡で見つけやすいですが、

胸部X線だと心臓や血管の陰に隠れてしまい、見つけにくいのです。

逆に、末梢型肺癌は胸部X線で見つけやすいです。

肺癌の頻度と喀痰細胞診で陽性になりやすい肺癌

肺癌の頻度と喀痰細胞診で陽性になりやすい肺癌【CBT・医師国家試験対策】

肺癌の頻度の覚え方

大細胞癌は試験に出にくいので(頻度も5%程度)、他の3種類の頻度を覚えましょう。

覚え方:画数に注目する

腺(13画)>扁(9画)>小(3画)より、

肺癌の頻度順

  • No,1 腺癌(45%)
  • No,2 扁平上皮癌(25%)
  • No,3 小細胞癌(15%)

とわかります。

喀痰細胞診で陽性になりやすい肺癌の覚え方

喀痰細胞診は中枢型の方が検出されやすいです。

(末梢では痰として排出されるまでに時間がかかるため。)

この記事で

  • ①中枢型肺癌には扁平上皮癌と小細胞癌が分類される
  • ②頻度は腺癌>扁平上皮癌>小細胞癌

と覚えたので、

①と②を考慮すると、中枢性で頻度が高いのは扁平上皮癌であり、

喀痰細胞診で陽性になりやすいのは扁平上皮癌と分かります。

【まとめ】肺癌関連の重要事項

ハレル

画像の保存用にまとめました。
自由に保存してください。

ハレル

これで肺癌についてはかなり詳しくなったはず!
あとは、他の科目との関連をチェックしよう!

CBT・医師国家試験対策としてチェックすべき肺癌関連知識

肺癌の原因の喫煙・職業的物質(アスベスト・ニッケル・クロム)→「麻酔・中毒」の範囲

肺癌の原因遺伝子→「放射線科+腫瘍学」の範囲

肺癌は男性死亡率1位→「公衆衛生」の範囲で解説予定

終わりに

お疲れ様でした。

分からない事・疑問点・質問がありましたら、お問い合わせ or SNS(下記)にどうぞ。

誤字脱字・新しい情報・覚え方の提案も、共有させて頂けると幸いです。

「ゴロゴロ医学」では覚え方・ゴロ・まとめを紹介しています。

覚えることを最小限に抑え、コスパ良い勉強をサポートします。

不定期の更新になりますので、

【 公式Twitter 】 または 【 公式Instagram 】 のフォローをお願いします 。

公式Twitterはこちら↓↓↓

公式Instagramはこちら↓↓↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次:クリックで飛べます。