国家試験で頻出の「パラアミノ馬尿酸PAH」と「イヌリン」は
いつもゴチャゴチャになる。どう覚えたらいいの~???
こういった悩みを解決します。
本記事では 「腎血漿流量を見積もるための物質の覚え方・ゴロ」 に加えて、
試験で何が大切なのかを解説します。
「腎血漿流量」と「糸球体濾過量GFR」は
見積もるときに使う物質がそれぞれ違うんだよね。
ここを重点的に解説するよ!
腎血漿流量を見積もるための物質の覚え方・ゴロ【腎機能診断薬】
ゴロ:パラリンピックの決勝
パラリンピックの→パラアミノ馬尿酸PAH
決勝→腎血漿流量
したがって、腎血漿流量を見積もる物質は
- パラアミノ馬尿酸
です。
パラアミノ馬尿酸PAHは近位尿細管から分泌されます(←試験に出ます)。
つまり、糸球体とは関係ない場所でやり取りが行われているため、糸球体濾過量が計算できません (←試験に出ます) 。
その代わり、近位尿細管での分泌によって、血中濃度と尿中濃度の比が一定になります。
これを利用して腎血漿流量を求めることができます。
難しいことは無視して、覚えるべきなのは、
①パラアミノ馬尿酸PAHは腎血漿流量を求めるときに使う。
=糸球体濾過量は求められない。
→これはゴロで覚える。
② パラアミノ馬尿酸PAHは近位尿細管から分泌される。
→これは糸球体濾過量を求められない理由を考えたら分かる。
だね!
試験にでるポイント
国家試験の選択肢をみると、以下の3つを区別するのが重要です。
- 腎血漿流量を見積もるための物質
- 糸球体濾過量GFRを見積もるための物質
- eGFRを見積もるための3因子
今のうちに区別できるようにしましょう!
終わりに
お疲れ様でした。
参考になれば幸いです。
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