抗凝固薬のヘパリンのポイントの覚え方・ゴロを教えてほしい。
こういった悩みを解決します。
本記事ではヘパリンのポイントである
- 作用機序・拮抗薬
- 投与経路
- モニタリング
の覚え方・ゴロを紹介します。
ゴロでサクッと覚えちゃおう!
ヘパリンの作用機序-拮抗薬プロタミン-投与経路の覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
ゴロ:アンチにへばるな!プロだろ???
アンチに→アンチトロンビン作用促進(作用機序)
へばるな→ヘパリン
プロだろ→プロタミン(拮抗薬)
プロだろ→妊婦はプロに任せてOK(妊婦に投与可能)
以上より、ヘパリンのポイントは
- 作用機序はアンチトロンビン(AT)の作用促進
- 拮抗薬はプロタミン
- 妊婦に投与可能
と分かります。
同じ抗凝固薬のワルファリンと違って
ヘパリンは妊婦へ投与可能です。
「プロ関連」で妊婦に投与可能な薬剤
バセドウ病(Basedow病)の治療薬(抗甲状腺薬)として有名なものに
- チアマゾール(メチマゾール)
- プロピルチオウラシル
がありますが、第一選択のチアマゾール(メチマゾール)は妊婦に禁忌なので、
妊婦にはプロピルチオウラシルを投与します。
妊婦はプロに任せよう!
【抗凝固薬と抗甲状腺薬のまとめ】
- 妊婦に投与可能→ヘパリン・プロピルチオウラシル
- 妊婦に禁忌→ワルファリン・チアマゾール
「悪」い薬と「マゾ(変態)」は妊婦に禁忌のイメージ
詳しくは下記の記事を参照↓↓↓
ヘパリンを経口投与ではなく静脈投与する理由【覚え方・ゴロ】
ヘパリンの作用機序は「血中のアンチトロンビンATの作用促進」でした。
したがって、アンチトロンビンに効率よく作用するためには血中=静脈投与が基本となります。
同じ抗凝固薬であるワルファリンは経口投与でしたが、
ヘパリンを経口投与すると肝臓で速やかに代謝され、尿中へ排泄されてしまうため効率が悪いのでNGです。
ヘパリンは静脈投与が基本です。(皮下注射も存在する。)
同じ抗凝固薬であるワルファリンは経口投与!
抗凝固薬の作用機序をまとめると下記の図のようになります。
【抗凝固薬のモニタリング】
ヘパリンAPTT・ワルファリンPT-INRの覚え方・ゴロ【CBT国試対策】
覚え方:文字数に着目してヘパリンとワルファリンを区別する。
ヘパリン→4文字→「A」「P」「T」「T」も4文字→APTT
ワルファリン→6文字→「P」「T」「-」「I」「N」「R」も6文字→PT-INR
ワルファリンって大文字5個+小文字(ァ)1個で、
PT-INRも大文字5個+小文字(-)1個で
共通点がある気がするよね。
以上より、抗凝固薬の薬効モニタリングは
- ヘパリンはAPTT
- ワルファリンはPT-INR
と分かります。
なぜヘパリンはAPTTで管理するのか?
なぜワルファリンはPT-INRで管理するのか?
気になる人はコチラを参照↓↓↓
終わりに
一枚サマリーを作ってみました。(保存用)
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【二次止血】凝固関連の知識の覚え方・ゴロを総まとめしました!
体系的に知らないと差がつくポイントを覚えましょう!
コチラを参照してください↓↓↓
お疲れさまでした。
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